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論文

空気中芳香族有機化合物の電子ビーム照射による分解・除去; 粒子状生成物の帯電化・除去

箱田 照幸

放射線と産業, (106), p.4 - 8, 2005/06

大気汚染防止法の改正に伴い、揮発性有機化合物(VOC)であるトルエン,キシレンや塩化メチレンなどの塗料溶剤類の大気環境中への排出基準濃度が新たに設けられようとしている。この規制の結果、VOC量の取扱量の多い事業者にとっては、大流量換気ガス中の低濃度のVOCの処理が必要となる。そこで、本稿では、このようなガス処理条件に適している電子ビーム照射技術の全般について述べる。また、これとともに環境保全プロセス研究グループで現在、開発を行っている、照射によりVOCから生成する粒子状有機物を照射場で帯電させ、かつ電場で捕集除去する技術についてキシレンを例として紹介する。

論文

EPR studies of the isolated negatively charged silicon vacancies in ${it n}$-type 4${it H}$- and 6${it H}$-SiC; Identification of ${it C}$$$_{3v}$$ symmetry and silicon sites

水落 憲和*; 山崎 聡*; 瀧澤 春喜; 森下 憲雄; 大島 武; 伊藤 久義; 磯谷 順一*

Physical Review B, 68(16), p.165206_1 - 165206_11, 2003/10

 被引用回数:41 パーセンタイル:82.89(Materials Science, Multidisciplinary)

4H-及び6H-SiC中の負に帯電した孤立シリコン空孔(V$$_{Si}$$$$^{-}$$)を電子常磁性共鳴(EPR)によって調べた。空孔型の欠陥は、室温での3MeV電子線照射により結晶へ導入した。また、照射後、アルゴン中300$$^{circ}$$Cで熱処理することでC起因の孤立空孔を消滅させた。$$^{13}$$Cの超微細相互作用より得られるEPRシグナルを解析した結果、V$$_{Si}$$$$^{-}$$はSiC中のヘキサゴナルサイト及びキュービックサイトに存在するV$$_{Si}$$$$^{-}$$(I)とV$$_{Si}$$$$^{-}$$(II)があることが判明した。さらに、$$^{13}$$Cの超微細相互作用シグナルの角度依存性を詳細に調べた結果、V$$_{Si}$$$$^{-}$$に近接するC原子の配置は通常のテトラヘドラルではなく、ゆがんだ(C$$_{3v}$$)対称であることが判明した。

論文

Charged nanoparticle formation from humidified gases with and without dilute benzene under electron beam irradiation

箱田 照幸; Kim, H.*; 奥山 喜久夫*; 小嶋 拓治

Journal of Aerosol Science, 34(8), p.977 - 991, 2003/08

 被引用回数:15 パーセンタイル:54.94(Engineering, Chemical)

高密度フリーラジカル,電子及びイオンが存在するガス中でのナノ粒子の生成過程を調べるために、0~6000ppmvの水分を含む空気、窒素、酸素及びアルゴンガス各々に電子ビームを照射を行い、微分型静電分級器及びファラデーカップ電流計システムを用いてイオンクラスターを含めた帯電ナノ粒子の分析を行った。その結果、ベンゼンの存在にかかわらず、含水ガス中では平均粒径が1.0~1.1nmの水のイオンクラスターの他に、平均粒径が7~10nm程度の帯電ナノ粒子が正負同数で観測された。この大きな帯電粒子の平均粒径は吸収線量に依存しないが、その個数濃度は吸収線量及び水分濃度に比例して増加することがわかった。この大きな帯電粒子は、負の水のイオンクラスターが観測されない含水窒素やアルゴン中でも、正負同個数濃度で生成していることから、その生成には水のイオンクラスターが関与していない可能性が示された。さらに、この大きな帯電粒子の化学分析の結果、低蒸気圧成分の過酸化水素が含まれていることが明らかとなった。また、ベンゼンが含まれている場合には、ベンゼンからの分解生成物と、過酸化水素等、複数の成分の凝縮によりナノ粒子が生成し、その後帯電すると考えられた。

論文

XPSによる核融合プラズマ対向材料の分析技術

柳生 純一; 後藤 純孝*; 新井 貴; 宮 直之; 森本 泰臣*; 奥野 健二*; 大矢 恭久*; 廣畑 優子*; 田辺 哲朗*

平成15年度機器・分析技術研究会報告, p.105 - 108, 2003/00

原研では次期核融合装置の設計に役立てるため、平成13年度よりJT-60Uのプラズマ対向壁を利用した協力研究を大学等と幅広い協力・共同研究のもとに進めている。前回の機器・分析技術研究会においては、「JT-60U使用済み第一壁の表面分析」と題して、分析機器の紹介,X線光電子分光法(XPS)によるタイル表面の不純物挙動の報告及びタイル分析の課題等を広く議論した。今回は、その中から特にXPS分析時の帯電現象について、分析時の帯電抑制と分析後のデータ補正を組合せることで、帯電がほぼ解消できることを報告する。

論文

Environmental radiation dose information system used by cellular phones in JAERI

橘 晴夫; 山口 武憲; 松岡 俊吾*; 根本 慎太郎*; 黒澤 直弘*

Proceedings of 1st Asian and Oceanic Congress for Radiation Protection (AOCRP-1) (CD-ROM), 7 Pages, 2002/10

日本原子力研究所東海研究所では、14基のモニタリングポストと4基のモニタリングステーションによる空間$$gamma$$線量率及び大気中放射能濃度の連続測定,排水溝モニタ(2基)による排水中放射能の連続測定,気象観測設備による風向風速等の気象観測を行っている。測定結果は、環境放射線監視システムにて連続監視が行われている。環境放射線監視システムでは、原子力施設からの異常放出等の監視を行うため、測定データの異常時には環境監視員への自動通報が行われてきた。当研究所で整備した遠隔監視システムは、携帯電話の画面に環境監視データを数値及びグラフで表示することができるため、環境放射線監視員及び原子力防災関係者は何時でも何処に居ても環境監視データを確認することが可能である。このシステムの活用により、原子力施設の異常時における環境影響の有無の判断を迅速かつ的確に行うことができる。また、国や地方自治体関係者への早期通報,防災体制の構築,防災対策の策定に役立つことが期待できる。

論文

イメージングプレートの輝尽発光特性に関する理論解析

岸本 牧; 中村 龍也; 藤 健太郎; 坂佐井 馨; 片桐 政樹; 高橋 浩之*; 中澤 正治*

日本原子力学会誌, 43(2), p.168 - 181, 2001/02

 被引用回数:1 パーセンタイル:12.01(Nuclear Science & Technology)

イメージングプレート(IP)の輝尽性発光現象に関する理論モデルを構築するために、$$alpha$$線を使ってIPの輝尽発光特性を実験的に調べた。その結果輝尽性強度は$$alpha$$線照射線量に比例しておらず、それが$$alpha$$線によって生じたIP中のF中心電子やEu$$^{2+}$$による捕獲正孔の一部が、後から生じた電子や正孔と再結合損失を起こすためであるらしいことを示した。次に励起レーザー照射に伴う輝尽蛍光体内での正孔数、伝導帯電指数、F中心電子数の時間変化に関する理論モデル式を構築した。最後にフェーディング特性に関する詳細な実験を行い、フェーディング現象が$$alpha$$線照射による大量の不安定F(Br$$^{-}$$)中心生成とその数の揺らぎによって生じるらしいことがわかった。

論文

Aerosol removal by $$gamma$$-ray irradiation

西尾 軍治*; 高田 準一

エアロゾル研究, 12(1), p.50 - 56, 1997/00

この論文は、特別基礎研究において実施した$$gamma$$線の照射効果によるエアロゾルの除去に関する実験について記載したものである。$$gamma$$線照射により生成した正と負のどちらかのイオンをエアロゾルに作用させれば、単極に帯電したエアロゾルが発生する。この帯電エアロゾルは、逆の極性をもつ電極上に沈着し、またHEPAフィルタ上に高い効率で捕集される。負に帯電したエアロゾルの電極上のDF値は、0.4$$mu$$m以上のエアロゾルに対して10$$^{3}$$を越えた。また、通常のHEPAフィルタの固有のDF値に比較して、HEPAフィルタに対する帯電エアロゾルのDF値は1000倍ほど向上した。

報告書

放射線効果によるエアロゾルの除去

西尾 軍治; 高田 準一; 成冨 満夫*; 村田 幹生; 阿部 仁; 渡邊 浩二*

JAERI-Research 95-064, 45 Pages, 1995/09

JAERI-Research-95-064.pdf:1.61MB

本報告書は、「放射線によるエアロゾルの電離効果に関する研究」として特別基礎研究に応募し実施した研究の成果である。実験では、$$gamma$$線が照射された金網電極と遮蔽した金網電極をもつ容器(TRAPOL)にエアロゾルを導入し、単極に帯電したエアロゾルを製造した。この単極化した帯電エアロゾルは、帯電粒子の静電気力により物体の表面に沈着し易い性質をもっており、HEPAフィルタに流すと通常のフィルタに比較して約1000倍ほど捕集効率が向上する。放射線を利用した本エアロゾル除去法は、大量のエアロゾルを高い効率で処理できるので、広い範囲の波及効果が期待できる。この報告書では、帯電エアロゾルの除去法の原理、実験の内容と結果、理論的背景と計算結果についてまとめた。

論文

電子線を用いるビニルフォスフォネート・オリゴマーのグラフト重合によるポリエチレンテレフタレート布の難燃化

梶 加名子; 大倉 啓*; 岡田 紀夫

繊維学会誌, 35(2), p.80 - 89, 1979/00

ポリエチレンテレフタレート(ポリエステル)布を難燃化する目的でV.d.G.加速器あるいは変圧器整流型の加速器よりの電子線を用いて、ビニルフォスフォネートオリゴマーのグラフト重合を行なった。線量率は最高3.3$$times$$10$$^{6}$$rad/secであった。オリゴマーの所要量を布に含浸させ電子線を、照射すると、オリゴマーは重合架橋化し、布に含浸させ電子線を照射すると、オリゴマーは重合架橋化し、布に固着され、みかけのグラフト重合がおこる。オリゴマーのグラフト反応は比較的容易であり、オリゴマーの利用率は80%まで達した。グラフト布の耐火性は著しく改善され、極限酸素指数(LOI)は原布の18.5から、りん含有率12%でLOI=26まで上昇した。重量増加率10%(りん含有率2.2%)の布を着火させ次いで火災から除去すると直ちに消火した。即ち自己消火性であった。グラフト布は帯電防止性が付与され、熱安定性も塩素化ポリエステル布に比して遥かにすぐれていた。グラフトにより機械的性質は劣化せず風合いもすぐれていた。

報告書

放射線重合ポリエチレンの粉体特性

山口 康市; 武久 正昭

JAERI-M 5524, 32 Pages, 1974/01

JAERI-M-5524.pdf:0.88MB

放射線重合ポリエチレン(タカセン)は比表面積の大きな徴粉末体で得られることが特徴であり、その粉体特性を市販粉末ポリエチレンと比較検討した。タカセンの粉体形状は重合プロセス、重合条件により異なり、媒体存在下での重合では脱溶媒の方法により8~20$$mu$$の微粉末体が得られる。炭化水素類に対する吸着は多分子層物理吸着であり比表面積の大きなものほど吸着量は多い。吸着熱は表面被覆率の増加と共に約6kcal/mol程度まで減少する。また非極性有材物に対しても大きな吸着能を示し、脱着性も良い。粉末成形体については見掛けの充填密変が小さく、剪断付着力は大きい。加圧焼結体の空孔はほとんどが0.1$$mu$$以下に分布していて市販品よりも著るしく小さい。また、タカセンは粉体では摩擦により強い帯電性を示すが固体では市版品と大きな相異は認められなかった。これは粉末の粒径と形状が粉体の帯電性に大きな役割は果しているためと考えられる。

口頭

Differential surface charging of Cs-contained vermiculite as observed by synchrotron radiation X-ray photoemission spectroscopy

寺岡 有殿; 岩井 優太郎*; 岡田 隆太; 吉越 章隆

no journal, , 

福島県における$$^{137}$$Csの除染と放射性廃棄物の減容化方法の開発に資するため、放射光X線光電子分光を活用して粘土鉱物に吸着したCsの化学結合状態の研究を行った。本発表ではバーミキュライトに吸着したCsを光電子分光分析する際の中和電子銃による表面電荷の変調効果について述べる。実験はSPring-8のBL23SUの表面化学実験ステーションで行われた。試料は福島県産バーミキュライトに市販の非放射性CsCl水溶液を用いてCsを2.1重量%吸着させたもの、および、市販のCs化合物(CsClO$$_{4}$$など)を用いた。放射光エネルギーはAl-K$$alpha$$線と同じ1486.6eVとした。CsClO$$_{4}$$のオージェパラメータがバーミキュライト中Csのそれに近いことから、バーミキュライト中のCsも主としてO原子と相互作用している。Cs3d光電子スペクトルに現れた4つの成分のうち、表面電荷の変調によって帯電緩和した成分は最もイオン結合性の強い成分のみであった。それは風化してできた広いケイ酸塩層の間で水和しているCsに由来すると推測した。一方、帯電緩和しない成分はCsがK等と置換して狭いケイ酸塩層の間に入り込み、O原子やSi原子と共有結合性を持つと結論した。

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